全米で最も障害者が学習しやすいハワイ
バリアフリーが世間で騒がれてから数年が経過した今、日本でも障害者が使いやすいように工夫をされた公共施設が増えてきている。だが、しかしその殆どが健常者から見た視点で作られており、彼らからすればこの上ないくらいに使いずらい物がまだまだ沢山あるだろう。
また、ここアメリカでも障害者に対しては色々な優遇措置が取られており、さすがに日本とは違うなと思わされることが多々あるのだ。例えば学習環境においてが一番分かりやすいかもしれない。ハワイの公立、私立問わず全ての学校に於いて障害者の方々が健常者と同じ様に勉強できる環境が整っているのだ。
日本では中学校や高校、大学の教育機関で障害者の方々学んでいるのを見る機会は、勝手ながら少ないと思う。だが、しかしアメリカは彼らにも広く門戸を開いているのだろう。万人が平等でいられるよう行政も広くサポートしていることの表れだということだろうか。
先日発表された米教育省からの定例発表によると、ハワイ州は全米の中で障害者が不自由無く学習できる必要条件を満たしている9つの州の内の一つに数えられていることが発表された。この障害者への教育機会の提供は長年、全米でも大きな課題の一つとして取り扱われてきた問題である。
それぞれの州がそれぞれに対策を進め、どの様に彼らの教育環境を改善していくかが各州の課題であった。そんな中でも、このハワイ州は早いうちから障害者への教育支援事業を積極的に進めており、各教育機関にボランティアを派遣したり、有識者での会議を重ねたりと小さなことを疎かにしなかったのである。その表れの一つとして、ハワイ州立大学のkokua program(コクアプログラム)等があるのだろう。聾唖の人には手話の通訳を、盲目の人には校内の介助者などといった事を幅広い範囲にわたって提供しているのだ。これにより助けられた障害を抱えた人たちも多いと思う。
そんな障害者の方々に優しいここハワイ州は、自分の体のことで留学を躊躇っている人たちにも心強い報告となるだろう。障害者も健常者も同じ様に教育を受ける制度を設けているここハワイは誰にでも広く門戸を広げているといえそうだ。
それにしても、全米で9つの州だけしか障害者が安心して学べる州が無いということは、少し寂しいなと思ってしまう。いつの日か完全なるバリアフリーが達成できれば社会もきっと変わるだろう。

