空の上でのセクハラに$51万ドル
アメリカは訴訟国家とはよくいったものだが、本当にちょっとした事で大きな裁判になるんだなと思わされてしまう。ハワイやアメリカ国内でよく目にする黄色の「滑る、足元注意」のコーンも親切心ではなく、訴訟を防ぐために置かれているのを知ったときには驚いたものだ。<br /><br />そんな訴訟大国アメリカを象徴するかのような事件の結末が、ここハワイで判決が先日下された。その賠償金の額なんと$51万ドル!日本円にして約6100万円!である。これだけ高額の賠償金が発生した事件は、非常に珍しいだろう。この事件の発端はなんとセクハラによるもの。しかも、ハワイでは地元大手企業のハワイアン航空が事件の舞台だったようだ。パイロットが客室乗務員にセクハラ(性的嫌がらせ)をした事が訴訟の原因だったよう。<br /><br />元ハワイアン航空の客室乗務員Aさんは、同社所属の客室乗務員として勤務していた。当時彼女は25歳でハワイ諸島間の飛行機に乗務していたのだ。2002年10月11日、彼女はいつも通り仕事をこなし乗客をお見送りしていたところ、同便の機長であったゲイリー・J・キッシンジャーが彼女の腰の辺りを触ったそうなのだ。<br /><br />その後、すぐにAさんは彼女の上司にセクハラの事実を報告しプライバシーを守るために助けを請ったところ、彼女の弁護士ブルース・キム氏とロナルド・アルブ氏によれば同社は全く彼女を助けようとしなかった事実も判明。Aさんはハワイアン航空と機長を相手取って訴訟を起こすことを決めたそうだ。<br /><br />先週火曜日の判決では、陪審員側は機長とハワイアン航空に対して$50万の賠償金を請求することを要求した。そして、裁判長であるカレン・アン氏は彼らに$51万の賠償金を支払うことを命じたのだ。<br /><br />賠償金額がこれだけ高額な理由について裁判長は、Aさんがセクハラに対して悩んでいたのに助けようとしなかったハワイアン航空の労働環境と彼女の不満を軽視した事に企業として問題があるとし、そして当事者である機長のキッシンジャー氏もAさんを機長という立場にありながら非常に悩ませたとしている。<br /><br />この判決を受けてハワイアン航空側は「ハワイアン航空としては、従業員がどんなに小さなハラスメント(嫌がらせ)を受けても真摯に対応しています。そして、当時の事件のときももちろん同じ様に対応しました。当社としては、判決には非常に驚かされていますが、判決結果に対しては真摯に受け止めようと思っております。」と同社スポークスマンのケオニ・ワグナー氏が声明を発表した。<br /><br />事件は賠償金の支払いとして一応の終焉を迎えたが、セクハラ事件とは非常にお粗末である。昨今、企業のコンプライアンスが話題になっているが、地元企業の雄としてはこういった事で顧客、従業員の信用を無くさないためにコンプライアンスを今後徹底して欲しいものである。
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この記事に対してのコメント (8)

地元最大の航空会社なのに・・人気とか落ちちゃうのかな・・?

あってはならない所でセクハラって。。。ハワイアンエアーってそんな会社なのかなー。明日使うけどちょっとそういう目で見ちゃいますよ。

一人対一社のこの裁判。これからのハワイの航空事情にすごい影響を与える気がします。

すげぇ額だ・・・というか地元で一番大きな航空会社じゃないの?それにしてもカナリ高額すぎる・・・日本じゃ考えられん。

こういう話を聞くと、もぉ何も信用できなくなりますよね…残念ながらっ!!!大変な問題ですよねっ!!!

セクハラはよくないですよねェ~!!これからそういう目で見ちゃいますもんねェ~!!

怒るのはしゃーないとしてもこの金額は高すぎっしょ・・・怖・・・。

日本じゃセクハラでこんな金額は無理ですよね。。。さすが。
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